Compositor: Nano.RIPE
かたちのないせかいにいきをふきこむ
またあたしがうまれる
ばらばらにちらかしたこころはわれものだから
そっとつつんできみにおくろうひとつだけえらんでみせて
なんでもないようなひびのかけらわすられぬものとついにあるのは
なんでもだいたっていつのまにかすりぬけてしまうものだ
とうめいながらすのむこうぼんやりとすかしてみえたけしきはまだ
あたしもしらないきみもしらないせかいからきらひかりをそらした
あっちこっちにかざられたちいさなしあわせのつぶを
みようとしてとおりすぎてたひろいあげたきみのてには
なにもないようにみえるけれどてをかさねたらたしかにかんじる
なんでもないようなひびのなかにあたしのいばしょがあるんだ
なんでもかわらずにつづいてくとわににもにたけしきのなか
さがしものならなくなることはないからまだここにいたいよ
とうめいながらすのむこうぼんやりとすかしてみえたけしきがいま
しかいっぱいいひろがるよそらしたひかりのさすほうへ
こぼれたことばからあたしのしらないあたしをしる
きみのいばしょがあたしのとなりになれるならきらせかいがうまれる
きらきら